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THYME タイム

THYME    タイム

 

学名  Thymus vulgaris

和名  タチジャコウソウ

科名  シソ科

原産国 ヨーロッパ、北アフリカ、アジア

分類  常緑小低木

花期  4~6月

草丈  20~40㎝

 

イブキジャコウソウ属の植物の総称であるタイムには数百種類の品種があります。

 

写真のタイムは、クリーピングタイムと呼ばれているもので、地面を這うように成長するほふく性のタイムです。

グランドカバープランツとして、人気があります。

小さな花が沢山ついています。香りはコモンタイムより控えめです。

 

暑さ、寒さに強く、害虫や病気の心配がいらないので、育てやすいです。

高温多湿は苦手なようですが、地植えで今のところ何もしなくても、無事に過ごしています。

 

増えてきたら、株分けして移植することで、簡単に増やすことができます、雑草が生えるのを防ぐこともできるし、背丈も10㎝ぐらいなので、他の植物の邪魔になることなく、お庭をきれいに見せてくれます。

 

 

本当に花が小さいのですが、沢山咲くとピンク色のじゅうたんのように見えます、まだまだ咲き始めです。

 

アロマでも、タイムの精油があります。タイムの精油は強力な殺菌作用があり、免疫系を強化して、呼吸器系、風邪の感染症などに役立ちます。

また、循環器系を強壮する作用があります、関節炎を和らげる働きもあります。タイムの精油は、香りも皮膚刺激も強いので使用量に注意が必要です。

刺激があるため、妊娠中は注意が必要です。

タイムの精油の中でも、タイム・リナロールは作用が穏やかなので、おすすめです。

 

 

ハーブティーでは、呼吸器系を強化したり、殺菌作用があるため、カゼをひいたときに良いでしょう。

ドライタイムの葉を小さじ一杯、ポットに入れて熱湯を注いでふたをして3分蒸らせば出来上がり、飲みにくければ紅茶などとMIXで。

 

食用としては、魚料理や肉料理の臭み消しに使えます。

 

 

 

学名の(Thymus)ティムスは、勇気を現すギリシャ語からきているそうです。

 

 

古代ローマ・ギリシャで男性は、タイムの入った風呂に入り、香りを身体に塗りつけ士気を高めたといわれています。

 

また、古代エジプトでは、死体の防腐処理に使っていました。

 

 

古代から、タイムはその優れた殺菌作用や、香りなどを活かした使われ方をしていました。

 

すっとするハーブ系の香りですが、香りを嗅ぐと、刺激的で憂鬱な気持ちが消えていくような、そんな香りです。

古代ギリシャ・ローマの男性は、戦いの前の不安や憂鬱、無気力などの気持ちを、払拭する為に、タイムの香りや作用を、利用していたのでしょう、心や身体に強壮作用があります。

 

 

ユーカリやレモンとブレンドして芳香浴すれば、気持ちもリフレッシュできて、感染症予防にも役立ちます。

 

斑入りのタイムの写真、品種は「フォックスリータイム」

斑入りで鮮やかです、グランドカバーにおすすめ。香りもありますが、主に観賞用として扱われています。

 

上の写真は「シルバータイム」、見にくいけど、花が咲いています。薄い紫色をしています。

カラーリーフとして、育てています、タイムはみんな丈夫なので、育てやすく、本当に種類が豊富で、色々育ててみると楽しいです。触れると香りがするところもいいですね。花には、ミツバチなどが寄ってきますよ。