学名 Anthemis nobilis (ローマン)
Matricaria recutita (ジャーマン)
和名 カミツレ、ローマカミツレ
科名 キク科
原産国 ヨーロッパ
分類 ジャーマン・・・一年草
ローマン・・・・多年草
花期 4~8月
草丈 30~80㎝
甘いリンゴのような香りが特徴のカモミール、特に薬効がすぐれているのがカモミール・ジャーマン、カモミール・ローマンです。
カモミールの薬草としての歴史は古く、古代エジプトにおいては、太陽神への捧げものや、治癒の秘薬として用いられてきました。
ヨーロッパでも薬草として古くから親しまれていました。
童話の「ピーターラビット」のお話の中にも、お腹の痛いピーターに、お母さんがカモミールミルクティーを入れてくれるシーンがありますね、カモミールティーは消化器系に働きかけ、お腹の調子を整えてくれ、気持ちを落ち着かせてくれる作用があります。
カモミールティーは、イライラしたり、不安な気持ちを落ち着かせてくれるので、おやすみ前に飲むと効果的です。
アロマの精油にもカモミールの精油があります。
カモミール・ジャーマンの精油は、セスキテルペン類の「カマズレン」という成分が含まれ、青い色をしています。
抗炎症作用や抗アレルギー作用があります、また傷ついた皮膚の再生を高めてくれる作用もあります。
カモミール・ローマンは、ジャーマンと同じカモミールではありますが、精油成分が異なります。エステル類のアンゲリカ酸エステルなどが主成分になります。
抗炎症作用や、抗アレルギー作用は、カモミール・ジャーマンより劣りますが、鎮痙作用や神経を鎮静させる作用が強いです。筋肉痛や月経痛、胃痛などを和らげます。
過度なストレスや、不安や恐怖、パニックなど、高ぶった神経を鎮静させて落ち着かせてくれます。作用も穏やかで毒性が低いので、安心して使用できる精油の一つです。
カモミールの花は、中心が丸い黄色で、太陽のようなエネルギーを感じさせてくれます、フラワーエッセンスでは、その日の緊張やストレスをお腹にため込んでしまう人をサポートしてくれます。